横浜元町セレクトショップ
ディコ(LE DICO)のKです。
2つ目のブログを始めました。
スタイリングのコツや、ファッションにまつわるお話を
ポツリポツリとお届けしていきます。
新入荷が中心の『DICOログ』はちょいちょい
この『DICOログ 2』は時折のぞいてみてください。
一回目の今日は、
知っていそうで意外と知らない、カシミアニットのお手入れについてです。
カシミアは軽くて暖かくてぬめりがあって魅力的な素材なのでぜひおすすめしたいものです。
でもでも、毛玉もできるでしょ~虫も喰うでしょ~
た、確かにそうです、、、デリケートな素材なので
普通のウールに比べて取り扱いが面倒なところもあります、が
コレを知っていれば、誰よりも長くきれいに活躍することまちがいなしです。
私達の日頃の知識に加え、クリーニングのプロのお話を併せて
ちゃんと正しいお手入れ、洗濯の方法をまとめてみました。
すべて実践していることなのでご安心くださいね。
カシミアニットのお手入れと洗濯方法
【6つの日頃のお手入れポイント】
1、ブラッシングで埃を取る
柔らかいブラシで編み目に添って同じ方向にやさしくブラッシングします。
こすらずに、ほこりを払う感じです。
ブラシの種類は豚毛よりも、柔らかい馬毛がベスト。
ナイロンなどは静電気が起きてしまうのでNGです。
2、袖口、襟ぐりのリブが伸びたら
アイロンの蒸気をたっぷり含ませ、手でもとの形に整える。
3、シミを見つけたら
薄めた洗剤を含ませた柔らかい布で汚れを拭き取り、その後、水を含ませた布で洗剤を取り除きます。
その部分を軽くブラッシングして、乾かします。
これでカシミアの大敵、虫食いよ、おさらば!
4、毛玉
これはどうしても出来ます、仕方ない。
1のブラッシングで繊維の絡みをほぐします。
力を入れずに蒸気アイロンをふわ~っと掛けるのもいいです。
毛玉になってしまったらはさみでカットしてください。】
毛玉をひっばらないように根元でさくっと、ね。
5、毎日連続で着続けない
繊維が絡みそうな状態で又翌日も、ということになりますと型くずれも早くなり、毛玉が出来易くなります。
一日でもおやすみをさせてください。
6、こまめなお手入れで洗濯やクリーニングの頻度を少なくする
洗濯やクリーニングでカシミアの持っているツヤ、ぬめり、風合いがなくなっていきます。
1~4をなるべく実行して、洗濯、クリーニングの回数を減らしましょう。
まずは、この日頃のお手入れで大きな差が出ます。
さて、つぎは洗濯です。
【洗濯方法】
風合いを保つためには家での手洗いが一番。
これ意外と知らないんです。
コツは手早く、
水に長く浸けるのはNGです。
1、予洗い
襟ぐり、袖口など汚れの気になる所をまず、固形洗濯石けん(洗顔石けんでもOK)で軽く叩くように洗います。
その時絶対もまないこと! キューティクルが絡んで縮んでしまいます!!!
(洗濯機で洗うと縮むのはこのキューティクルの絡みでフェルト化するからなんです)
2、本洗い
お湯(40度くらい)に中性洗剤(おしゃれ着用)を入れます。
30秒程浸したら、軽く押し洗いを何度か、お湯を入れ替えてもう一度押し洗い。
3、すすぐ、柔軟剤、脱水
水を出しっぱなしにして押しながらすすぎ洗い。これでキューティクルがキュッと閉じます。
最後に柔軟剤に浸け、手で軽く絞ってから30秒程脱水します。
(柔軟剤の時は、水または柔軟剤が溶けやすいぬるま湯でも)
4、乾かす
脱水が終わったら、しわを伸ばしかたちを整え、ネットなどで平干し。
最初の寸法くらいに戻しながら広げましょう。
心配な方は洗濯前に採寸しておくといいです。(着丈、バストあたりの横幅、袖丈)
5、アイロン
乾いたら、タップリ蒸気の出るアイロンで浮かせながら毛並みと編み目を整えます。
基本的には裏からですが、仕上げに表から掛けても大丈夫です。つぶさないようにふわ~っとです。
コートやマントなど大物は、洗うのも干すのも大変なので
信頼出来るクリーニング屋さんにお任せしましょう。
最初の項でご紹介したお手入れを実践して汚れを防ぎ、着用頻度にもよりますが
ワンシーズンに一回出すくらいがいいでしょう。
気温が上がってくる春先くらいから虫さんたちは活動がさかんになります。
柔らかい高級素材に加え、埃、皮脂、汗汚れなども大好きなので、ご注意くださ〜イ!
アンゴラ、モヘア、アルパカ、上質ウールのニットも同じくです。
これを実践する
カシミアニットお手入れ上級者なら、もう大丈夫です!
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